3月1日 全日制の卒業式が執り行われました。
卒業式では来賓として当会会長があいさつを行いました。
以下 挨拶を掲載いたしますのでご覧ください。
令和五年度 全日制/卒業(第74期)生の皆さんへ 2024年 3月 1日
【時 間】と【仲 間】を大切に !! 北海道室蘭栄高等学校同窓会/白鳥会
会長 渡邉敏明
皆さんこんにちは!! 同窓会を代表してお祝いを申し述べます。その前に同窓会について概説します。同窓会は白鳥会とよばれ、人数は本日の卒業生(定時制を含めて)237名を加え、合計で三万一千人を少し超えました。室蘭を本拠地として、札幌白鳥会/東京白鳥会/関西白鳥会と大きな広がりの中で、様々の切り口で情報共有をしながら交流を続けています。
ところで、今年は大変な年明けとなりました。能登半島地震でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りすると共に、今もなお避難所で辛い生活を続けておられる被災者の皆さんに、お見舞いを申し上げたいと思います。白鳥会として13年前の東日本大震災の時と同じ様な被災者支援策を調整中ですが、早く日常生活に戻って欲しいと願っています、
さて、ご列席のご家族の皆さん!! いよいよお子さんたちの旅立ちです。成長過程での思い出が沢山蘇り感無量の事と推測します。これまでの様々のご苦労に敬意を表すると共に、心よりお祝いを申し上げます。真におめでとうございます!
そして、卒業生の皆さん!! 入学以来コロナ禍に加えて昨夏の異常な暑さなどで、皆さんのこれまでの高校生活は、混乱と戸惑いの連続だったと想像します。しかし皆さんの努力と頑張りに加え、ご家族や学校教職員の方々の温かいサポートに支えられて、この度の卒業を迎える事が出来たものと思います。勿論、楽しい思い出も数多く有る事でしょう。同窓の仲間として、共に喜び合いたいと思います。卒業おめでとうございます!
皆さん全員が進学すると伺いました。恵まれた境遇に感謝し、自身の進路・目標に向かって邁進してください。本日の卒業は、『自立し、社会でいかに生きるか!!』のスタート台に立ったと、言えると思います。
今の日本社会は、世界と連携していく流れが益々加速されて来ていると感じます。外国人がどんどん日本に働きに来ていますし、我々も海外に行かざるを得なくなっており、デジタル化が進みズームなどのオンライン会議が普及して来たとしても、face to face での対話が不可欠であると聞き及びます。これからは、自分自身のアイデンティティーをしっかり持って、信条や価値観の違う様々の人達とフレンドリーに付き合える人間力が、ますます必要になって来ている事だと思います。
ここに、自立への助走期間とも言える大学生活で、こうした人間力を学び・身に付ける為に必要と考える最も基礎的なキーワードを、二つ以下に紹介します。
一つは【時間】です。
これまでは、ほとんどの時間が保護者(家庭)や先生方(学校)に管理されていたと思います。大学生活では、ほぼ全ての時間が皆さん一人一人の持ち(管理)時間となります。「アタフタ」しようが「ボーッ」と過ごそうが、時間は着実に、時には駆け足で過ぎ去ります。
より良い自立に繋げるべく、自分自身の持ち時間の工夫・活用に心掛けてください。
もう一つは【仲間】です。
栄高校で、仲間との「絆」の大切さ・愉しさは充分に体験して来たと思います。新天地での出会いを大切にして、教室内・ゼミ・サークル活動・バイト先などの様々のチャンスを生かして、「真剣に向き合い/共に頑張ってくれる」仲間を見つけ出し、一層の「絆」を育んでください。
この二つが、自立の原動力となり豊かな人間力を育み高める事に繋がって、これからのグローバルな社会を、しっかり生き抜いて行けると確信します。
結びに、室中時代より受け継がれて来た伝統の『質実剛健』の気概を持って、狙った着地点での皆さんの活躍を期待しています。
白鳥会(含む;札幌白鳥会/東京白鳥会/関西白鳥会)は、いつでも何処でもエールを送ります。
皆さん!!
大いに世界で羽ばたいてください。
そして、時々でいいので室蘭栄高校を、思い出してください!!
本日の卒業、真におめでとうございます!!!
以 上