以下に、川本同窓会長からの祝辞を掲載します。
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皆さん こんにちは! ただいまご紹介にあずかりました、同窓会会長の川本 康裕と申します。
まずは 同窓会を代表し ひとことお祝いを、申し上げたいと思います。
新入生の皆さんご入学おめでとうございます。そして、本日ご列席の保護者の皆様、お子様のご入学に対し本人の頑張りは勿論ですが、変わらずに支えて来られたご苦労に、敬意を表すとともに、この度のお子さまのご入学にたいして、心よりお祝い申し上げます。
ここで、同窓会について少しお話しをさせて頂きたいと思います。入学して直ぐに同窓会の話かよと、思われますがちょっとだけ聞いてください。北海道室蘭栄高等学校は1917年(大正6年)に前身の室蘭中学校から歴史が始まりました。今年度で108年目に入る長い歴史を持つ西胆振の名門校です。今から57年前に同窓会を親しみのある名前にしようという事で「白鳥会」と呼ぶこととしました。今までに31000人を超える卒業生がおります。皆さんも今後その一員となるのです。室蘭を本拠地とし、札幌白鳥会、東京白鳥会、関西白鳥会と大きな広がりの中、それぞれの交流を深めております。
さて、新入生の皆さん、あらためて、ご入学おめでとうございます。本校に入学するための準備から本日の入学式を迎えられたこと、お祝い申し上げます。。今日から栄高校の一員になるのです。今この時 期待と不安が心の中で廻っているのではないかと思います。今までの小学校や中学校から見るとはるかに広い世界が広がってみえるでしょう。ここで、私がお話ししたい一つが
勉強は当然ですが、卒業までの3年間に出来るだけ多くの友達、仲間を作り、いろいろな経験をして下さい。クラブ活動、サークル活動また、学校で開催されるいろいろなイベントに積極的に参加しましょう。そのことが、将来必ず素晴らしい記憶と共に一人ひとりの財産となるでしょう。
今、時代はあらゆる分野でカオスの世界に入っているのかなと感じます。
だからこそみ皆さん一人ひとりが自らの信念のもと進んでいただきたいと思います。そうは言っても、これからの学校生活を送る中、勉強のこと、友達仲間のこと、進学のこと、などなど迷い悩む事があるでしょう。その答えを導き出すのはヒトです。栄高校には信頼できるたくさんの後に恩師と呼ばれる先生がたくさんいらっしゃいます。或いはご家族や友人かも知れません。決してSNSやAIの中には答えは無いと思います。これらは一つの手段としては利用できますが、本当に知りたい情報は、繰り返しになりますが、ヒトが持っていると思います。
室蘭栄高等学校には開校当時より校是として『質実剛健』のもと『文武両道』を掲げております。皆さんにとっては、古臭いことばかも知れませんが、3年間の間にこの言葉の意味を感じ取ってもらえればと思います。これから栄高校で過ごす3年間は皆さんがいろんな意味で大人になる為の懸け橋となる大事な時間です。たくさんの本を読み、今日から共に学ぶ同級生を誘いあるいは、先生も中に入れて、自分はいま、何に興味があるか、お互いに将来の夢や希望を語る事が出来たら、そんな時間があったら、何て素晴らしいことだと思いませんか。是非自分たちでそう言う時間を作りましょうよ。これが本当の「青い春」でしょう。
結びになりなすが、大変古いことわざの一つを披露したいと思います。
少年老い易く学成り難し、一寸の光陰軽んずべからず
若い若いと思っているうちに年老いてしまい、自分が思っていたように学問は進みませんよ。
わずかな時間でも無駄にしない様にしなさいよ。
と言う意味です。
2年後には室蘭栄高等学校創立110周年を迎えます。その時は皆さん在校生として在籍していると思います。これからの3年間栄高生としての自信と誇りを持って充実した高校生活を送ってください。そして、白鳥会全会員が、皆さん一人ひとりの魅力あふれる未来へ向かう事を願っております。
簡単素地ではございますが、お祝いの言葉にかえさせて頂きます。
本日はご入学、誠におめでとうございます。
令和7年4月8日
北海道室蘭栄高等学校同窓会
白鳥会 会長 川本 康裕
